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居抜きオフィスを購入するメリット

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居抜きオフィスを購入するメリット

居抜きという言葉が流行っています。例えば、店舗を経営していた人や歯科医院を経営していてちょうどビルの一室を購入したとします。ビルの一室を借りるときは何らかの装飾がされていることもありますが、最近はスケルトンの状態で空間を売り出していることも多いようです。ビルであればコンクリートむき出しというやつです。コンクリートむき出しの状態から内装を整えていき、店舗や病院らしくしていきます。
ですが、いざお店を開いたり、病院を開いてみたところ想像以上に客足が伸びずにお店や病院が赤字で畳むことになったとします。この場合、高いお金を払って購入した店舗や病院を元通りに戻すことが必要になります。何故なら次に使う人が同業者でない限りそこに置いてある設備や改造したものは邪魔になるからです。
ですが、すでに赤字の状態なのに数十万円もお金をかけて元通りにするのは懐的に厳しいものがあります。そこで、場所を探している新しい同業者を見つけて、設備等はそのままにして渡すことを居抜きと言います。
同業者を見つけ、相手もそれを望んでいるのであれば、その同業者にその場所を売る(貸す)ことを条件にそのまま設備や壁紙などを置いていき退去することが可能です。これにより、数十万円もお金をかけて元通りにするようなことをわざわざする必要はありません。これは、居抜きオフィスの場合も当てはまります。居抜きをしてOA機器やロッカーなどの設備をそのまま受け次ぐカタチです。
賃貸にしても購入にしても前所有者からすれば居抜きオフィスの最大の魅力はそのまま道具が使えることです。また、新しい買主にとっても最初からある程度道具や設備が準備されているため、わざわざ新しい道具や設備を準備する必要はありません。一般的には居抜をすることにより購入者の初期費用は3分の1程度に抑えられます。ビジネスを始める時や新たに会社を移転売る場合などに初期費用が3分の1で抑えられるのはかなり魅力的です。
ですが、これらのメリットがある反面、いくつか乗り越えなければならない壁があります。売主としては、新しい買主を募集しなければならず、それが長期化すると金銭的にかなり追い込まれるため、最初から居抜きにしないほうがお金がかからずに住んだということもあります。買主としては、ちょうどいい規模でちょうどいい設備が整っている居抜きオフィスを見つけることが困難な点です。ただ、これらの問題はこれからより居抜きオフィスが増えてくれば解決できるはずです。


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