居抜き店舗の選び方を知ろう
居抜き物件は前の店舗を経営していたオーナーがそのままの状態で出ていき、設備などがそのまま利用できる状態の物件をいいます。そのため、居抜き物件を手に入れる側としては、新たに店舗を増改築したり、設備を購入したりする必要がないため初期費用を少なくすることができるという点で大きなメリットがあります。ですが居抜き店舗を利用する場合には様々な居抜き店舗がありますので、選んでみたけども評判ほどは良くなかったとか、あまりお金がかからないからと思い選んでみたものの実際には増改築が必要で、普通のテナントを借りるのと大して金額が変わらなかったという場合が考えられます。そこで、居抜き店舗の選び方を知っておくことで、後悔のない店舗選びができるようになります。
居抜き物件で飲食店を経営する場合には、軽飲食だった店舗を重飲食にすることはできないことがあります。ここでいう重飲食とは中華料理や焼肉店、ラーメン店などのように油を多く使い、しかも建物の上階に煙や臭いが流れてしまうものです。
重飲食を不可とする場合には大きく分けて2種類の理由が考えられます。一つが物件のオーナーの意向によるものです。 オーナーの意向とは、同じ建物の上階の住人や会社、そしてすぐ隣の建物から、においや煙についての苦情が発生してトラブルになるのを避けるためです。また、重飲食を経営する場合、油を多く使うことで物件が痛み、物件の寿命が縮まってしまうことを避けたいという理由もあります。
もう一つの理由は物理的に不可能であることです。物理的に不可能なのは電気設備についてがまず一つです。軽飲食はそれほど電気は使いませんが、重飲食は電気を多く使うため、容量不足になることが考えられます。また、ガスの容量不足も考えられます。
このように、飲食店の種類によっては選べる居抜き物件が限られてしまうことがあるのです。
選び方でほかに気を付けたいのは、前の店舗のオーナーが出て行ってしばらく時間が経過してしまった居抜き物件は冷蔵庫の利用が不可能になっている場合があるので注意が必要です。普通、冷蔵庫や冷凍庫はしばらく使用しておらず、だれも管理していないと(建物は不動産会社が管理していますが、冷蔵庫までは管理していない可能性が高いのです)、時間の経過とともに劣化している可能性があります。いざ使おうとしたけども壊れてしまっており、修理に出すか、古い冷蔵庫は捨てて新しい冷蔵庫を購入する場合には余計にお金がかかってしまい居抜き物件を借りた意味が半減してしまうので、物件を借りる前にどのくらいの期間テナントが空いていたのか不動産会社に聞いた方がよいでしょう。
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