居抜き物件でのオフィス移転に伴うトラブルとは
居抜き物件といえば、一般的には店舗物件であるものが大半を占めているわけですが、賃貸オフィス物件にもそうしたものがないわけではありません。
店舗物件の場合には、レストランや焼肉店、ラーメン店といった飲食店はもとより、スーパーやコンビニ、美容院といったものに至るまで、それぞれが特有の付帯設備を必要とするものであるために、同業他者が新規に開店しようとする場合には、そうした付帯設備をそのままか、あるいは多少の手直しで利用できる居抜き物件の価値というものは、非常に大きなものとなるわけです。
しかし、オフィスである場合には、店舗のように大掛かりな付帯設備というものは必要ありませんから、付帯設備とはいっても、せいぜいが空調設備や配管、配線といったものくらいになります。
そうした居抜きのオフィス物件を入手して、オフィス移転する場合に起こり得るトラブルはといえば、据付られている空調設備が不調であったり故障していたり、配管や配線が一部破損している、といった類のものになるでしょう。
空調設備やガス、水道といったものは、あくまでも付随的なもので、オフィスで業務そのものに必要になるものはといえば、照明用その他の電気の引込み線と電話回線くらい、だからです。
オフィス移転した場合には、その移転先でできるだけ早く、移転作業のために中断していた業務を再開したいわけですから、そこで電話が通じなかったり、電気のコンセントが不良で、パソコンやプリンタ、コピー機といったOA機器が使えない、というトラブルに見舞われると、業務再開が遅れてしまうということになります。
電話の回線や、電気の引き込み線というものも、造作、設備といったものに含まれるため、その電話回線や電気の引込み線が不良であった場合には、居抜きで入手したオフィスのトラブル、ということになるわけです。
現在のオフィス業務は、紙と鉛筆の時代からエレクトロニクスの時代に移行していて、パソコンやプリンタ、コピー機といったOA機器がその主役となっていますから、電力が正常に供給されていなければ仕事にならない、といった状況になってしまいます。
空調設備の動作不良などは、そのために業務の能率が悪くなってしまうとはいえ、直接に業務に支障をきたすものではありません。
オフィスの場合、やはり電力の正常供給というものが最大の問題となるものなので、そのための電気配線が正常であるかどうかが、オフィス移転に伴ういちばんのポイントとなっているわけです。
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