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居抜き物件を売却する場合のポイントを知っておこう

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居抜き物件を売却する場合のポイントを知っておこう

居抜き物件の売却を考えるとき


世の中には飲食店やクリニック、エステや美容室など、様々なお店があります。これから何かのお店を開店したい、開業したいというとき、居抜き物件というのは非常に魅力的です。しかし何らかの理由がありお店を閉めて居抜きで手放したいという事もあります。繁盛していたお店も、それほど繁盛しなかったという店舗も、お店を閉めるにはそれなりの理由があります。とてもいい状態で居抜きの物件を売りたいと考えている場合、移転や後任者がいない、さらにお店を切り盛りしている人の体調が悪い、両親などの介護の必要があるといった理由がありますし、ミスマッチ、経営不振などで仕方なく閉めるという事もあるでしょう。特に売り上げ不振で居抜きの売買を考える場合、早急に物件を売りたいと考える人が多いものです。
ただ、居抜きの物件を売るのも簡単ではありません。バブルの頃には多くのお店があり、お金に余裕がある人も多かったのでお店を居抜きでと広告を出すと、あっという間にオーナーが見つかったものですが、今はそのお店の立地条件や環境、駅から近いかなど、利益が本当に出るのかという事を慎重に考える方が多いです。そのため、昔のように簡単に居抜き物件が売れるという事は少なくなっており、時間がかかるという事を覚悟しておく方がいいでしょう。
勿論これには地域性があり、東京など都会ではいい場所なら居抜きも早く売れる事が多いです。閉める物件がある分、ほしいという資金力のある方も多いのです。ただ地方となると、売却の際お世話になる不動産業者の広告力などにかかっている事もあります。いずれにしても簡単に思った通り売却できるという事は少ないので、しっかりと先のことを考えて計画性を持って売る事が求められます。売上不振で借金などもあり即時売却したいという場合、広告力を持ち実績も高い不動産業者の方に相談し、どのように計画していけばいいかを一緒に考えてもらいましょう。

売上不振でお店を売るとき


どんなに頑張っても工夫してもどうしても軌道に乗っていかないという時や、日に日に赤字が多くなっていくという状態なら、早めにお店を閉めるという事も考えなくてはなりません。毎日売り上げの事で頭がいっぱいになるでしょうし、借金がある状態でしかも毎日売り上げがままならないという事になると、精神的にも本当に辛い状況になります。状況が最悪という状態になってからお店を売ろうと思っても、債務が残るだけです。そうなる前に早く検討するということが重要です。
赤字店舗でも経営の改善によって黒字になる事もありますが、赤字状態が長く継続している、借金が大きくなっているという状態では次の展開を考えたくても資金を出すことができません。そこで、居抜きで物件を売ることを考えてみましょう。
内蔵や造作についても造作譲渡契約にすればそこで費用を生むことができます。買いたいという方とのコンセプトが合致すれば、そのままお店の内装を解体し、スケルトン状態にしなくても費用をかけることなく退去することができます。この場合、設備や備品等を処分する廃棄処分費用も解体工事として、出る廃棄物の処分費用も抑える事ができるので、売り上げ不振で売却を考慮する場合、居抜きで売るという事を考える方がいいでしょう。なるべく高額で売却したいという気持ちがあると思いますので、広告力があり、幅広い人脈を持つ実績の高い不動産業者に依頼する事がポイントです。今現在、売り上げが非常に悪いという状態なら次に何をするのか考え、できるだけの資金がでるよう、なるべく早く見切りをつけるという事も重要なことです。

体調不良でお店を売るとき


体調不良の時には、とにかく、自分の体を元に戻すため、治療に専念することが大切です。お店の規模や種類にもよりますが、お店を経営するという事は飲食店なら仕込みもありますし、準備期間もあります。営業時間ばかりではなくそのほか準備や経理に、店主は長く拘束されるという事もありますので、体が悪いという状態になった時には、長期休業、もしくはお店を売るという事も考えた方がいいでしょう。
倒れるくらいになってからお店を閉める算段をするのは本当に大変です。居抜きでお店の譲渡を考えても、何もかもうまくいくという事は少なく、早期に入院し治療を即時開始する必要がある場合だと売却の手続きができなくなってしまうという事もあり得ます。体調不良、病気をお持ちの場合、早く譲渡したいという気持ちから焦ってよくない売り方をしてしまう事もあるので、管理会社、また身内に協力してくれる方がいれば協力してもらい、お店を売ることをしっかりと考えていきましょう。
次にもしもお店を継ぐ人がいるのなら、居抜きで、お店の看板、メニューなどもそのまま事業譲渡するという事もできます。事業譲渡という事まで行わずとも、運営をほかの方に任せて自分はしっかり療養するという事もできますので、こういう方法も考えておくといいでしょう。
いずれにしても、病気を持っている状態、体調不良という状態でお店を売却するということはとても大変です。不動産業者の方に相談し、どのように進めていけばいいか、自分の意思をしっかりと話し、できる限り自分の意思に合った売り方になるようにしていきましょう。


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