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東京で居抜き店舗契約するための基礎知識

居抜き店舗を探すためにはどうすればいいのか

居抜き店舗とは、以前使用していた店舗の内装や設備がそのままの状態で残っている店舗のことを指します。ただし、いくら内装や設備が残っているからといって、現状のまま出店できるかというとそうではありません。業態や店のランク、出店していた年数により物件の状況は変わってきます。しかし、はじめに掛かる費用を抑えて出店することができるので、昨今主流になってきている形態です。しかし、闇雲に探せばいいというわけではありません。もちろん、要点を押さえて探す必要があります。
まず、価格が適正価格かということです。居抜き店舗には、造作価格、造作代、居抜き代などが掛かります。その費用は、果たしてその物件に合っているか価格かどうかを調べます。一例を挙げるとすれば、給排水、給排気設備が整っているかなどです。もし整っていなければ大きな工事をする必要があり、その分予算が上回り、結果、営業開始日が延期になる可能性も考えられます。もし延期なんてことになったら、利益がない状態で賃料を支払うようになります。最悪、営業開始をすることなくキャンセルしなければならなくなるかもしれません。
そして、立地や、実際に目で見たときの見やすさである視認性の確認をします。たとえば、見やすい文字を看板に配置をする、店舗の壁の色とそこに打ち付ける文字の色の組み合わせを考えるなどがあります。視認性が高ければ、色々な意味で見やすさが増してきます。
東京には多くの居抜き店舗があります。居抜き店舗のみを取り扱った専門サイトもあるので、一度検索してみるのもいいでしょう。サイトにもよりますが、出店する地域をある程度決めているのであれば地図や路線から探したり、地域は決まっていないけれど店舗の大きさのみ決まっているのであれば、面積から探したりと使い処によって検索が可能です。さらに、漠然としか決まっていないのであれば、複数の言葉を羅列して検索することも可能です。

居抜き店舗を利用するためのメリットは？

居抜き店舗を利用する大きなメリットは、なんといっても初期費用が抑えられる点です。以前使用していた店舗の設備をそのまま利用することで、設備費用はある程度抑えられます。さらに、内装も自身が考えている店舗のコンセプトに合っていれば大きな費用はかからない場合があります。もし、水回りが必要な物件を要望しているのであれば、水回りの造作がある居抜き店舗を利用するだけでも費用は大きく抑えられることがあります。なぜならば、水回りの工事をおこなうだけでも、初期費用は大きく変わってくるからです。
次に、早い期間で営業が開始出来る点です。内装を一から新しく作るには、開店するまで長期間必要な場合があります。物件にもよりますが、その間も賃料は発生します。儲けがないのに無駄に賃料を支払うことはなるべく回避したいものです。しかし、居抜き店舗を利用すれば、たとえ工事期間があったとしても、短期間で開店することができ、収入を早く得ることができるのです。
そして、手間が省けることも考えられます。機器や什器などが以前のまま残っていて利用できそうであれば、そのまま使用できます。もし、足りないものがあったとしても、必要なものだけ追加すればいいので探す手間もそこまでありません。
もし地方に住んでいて東京で店舗を出店したいときに、このような居抜き店舗を上手に利用すれば、少ない費用で出店できます。東京にはさまざまな居抜き店舗があります。その情報を地方にいながら取得するためには、インターネットを活用する方法が望ましいでしょう。たとえば、会員登録をすることにより、会員専用の物件が見られたり、新着物件をいち早くチェックすることも可能です。

契約前に確認しておくポイント

居抜き物件にはコスト削減されたりと他にもたくさんのメリットがあるため、多くの企業や店舗で使われる機械が増えてきています。そのため、入れ替わりの激しい東京では近年、居抜き物件のみを専門に取り扱う業者も増え、物件数も増えてきています。居抜き物件を活用する場合、契約前に確認しておくポイントについて紹介します。
まずは、お得なメリットだけを考えて判断してはいないかという点です。店舗を構える上ではまとまったお金が必要となり、コスト削減という観点からは嬉しい点です。しかし、コスト削減という事だけに重点を置いて考えてしまった時、当初のプランやイメージ、目標に近づくことができず、全く別のものになってしまっては、その後の経営やモチベーションに響いてきます。そうならないためにも、契約前に、立地や利用価値など、違う視点からも考えることが重要なポイントです。
また、居抜き物件ということで、以前に同じような業種や店舗があったはずですが、前のオーナーの方が何故この物件を手放したのかも考える必要があります。手放した道筋には、何か理由があるはずです。理由を把握することで対策や対応法を考えてく事ができます。事前に業者や近隣の方に聞いて把握しておきましょう。
もう一つは、退去する時の条件です。契約前にしっかりと退去時の条件を想定しておくことでトラブルを防ぐことができます。事務所などの場合は、基本的に原状復帰といって契約した際の状態に戻すことが条件となっていることが多くなっています。店舗のような物件の場合は、退去時に契約時と同等の状態に戻すことが条件になっていることも多いでしょう。退居前にはしっかりと確認しましょう。
気に入った物件がみつかった時は、契約前に上記のような点を確認しておくことを推奨します。