飲食店の成功への近道は居抜き物件
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飲食店の成功への近道は居抜き物件
場所を確保するということ
商売を始める場合、まず場所を確保するということが重要です。特に飲食店の経営ということでは、物件をどうやって選ぶのかということから始めていくことになるでしょう。どんな場所でも成立するわけではないというのが飲食業界の特徴だからです。自分が選んだ種類に対して、マッチした物件を見つけるということは、事業として成功させるための第一歩になるといえるでしょう。逆に選び方を間違えてしまえば、うまくいかないことも出てくるため、慎重に選んでいかなければいけません。開業しようと思うのであれば、これがいかに難しいことかがわかるでしょう。
物件を見つけたとしたら、まず家賃が必要です。一般的な住居物件とは契約が異なるため、半年や1年といった家賃を前払いすることになります。これから開業しようという場合には、それだけの資金を用意したうえ、自分の営業内容にあった設備も投資していかなければいけません。内装などもありますし、調理器具なども必要になるでしょう。これだけの経費を用意するということが、開業のネックとなってくるのも当然です。その上、オープンするまで工事もしなければいけないとなると、その間は収入はありません。しかしながら、出費はどんどんかさんでいくことになるのですから、事業計画はかなり綿密に組んでいたとしても、楽なものになることは少ないでしょう。
そこで、有効な手段として浮かんでくるのが、居抜き物件を探すという選択肢です。特に飲食店の場合には、強い味方になってくれる可能性があります。事業経営ということを考える上でも、大きなメリットが出てくるということも考えておくべきでしょう。
購入する費用が減るだけではない
居抜き物件においては、設備などが残されたままで借りることができる方法なので、条件が良ければ椅子やカウンターなどもそのまま使えますし、厨房機器も新たに入れないで済む場合があります。エアコンといったものも外していないことがほとんどですので、そのまますぐに開業できることさえあります。
メリットになるのは、ものがあるということだけではありません。いろいろと必要な設備が残っているため、購入する費用が発生しないだけではなく、そこに時間や手間をかけずに済むということも挙げられます。例えば厨房機器を入れると考えた場合、飲食店の中でもラーメン店などでは、油の処理ができるように配管を作らなければいけません。そのための工事をおこなうことになりますが、前店舗がラーメン店などであれば、これも必要がなくなり、そのまま使うことができるでしょう。もちろん、点検などはおこなう必要がありますが、設備を一から準備するのに比べると、費用を格段に抑えることができます。工事費は侮れない支出となりますので、これが節約できることは非常に大きなものとなるでしょう。
だからといって、何でもそろっているわけではありません。すべて使うことができるというのは、かなり稀なケースです。何が足りていて、何が足りないのかまで含めて検討し、こちらのニーズに合った物件を見つけることができれば、確実にメリットになってくるでしょう。中には食器などまで残っていることがあるのですから、条件次第で大きな力になってくれます。
開店資金に余裕を持たせるためにも
飲食店の場合、店舗の改装工事の間は収入が発生しません。この間も家賃は発生していきますし、資材なども購入していくこととなり、出費だけが増えるため、できるだけこの収入のない期間を短くしたいところです。営業を始めることによって、少しでも収入を増やすことができ、支出とのバランスをとることができるようになっていくことを考えると、一日でも早く開業することは重要です。そういった点からも、居抜き物件は大きな意味を持っています。
設備が残っているということで、新たな設備工事は最小限で済むでしょう。ほとんどのものを使うというのであれば、開業までのロスの時間はほとんどありません。すぐに営業を開始すれば、その分だけ投資を回収することができるようになります。キャッシュフローということを考えても、現金が入ってくることは大きな意味があるでしょう。営業を始めてから、少しずつ細かなものを購入するという選択もできます。収入を得ることによって、さまざまな選択肢が生まれてくるのですから、居抜き物件にすることの意味は、とても大きなものとなるはずです。
資金的に余裕ができるということは、その分だけ開店資金に回すことも可能になります。開業してすぐに顧客がつくとは限らないのが飲食店です。存在を知ってもらわなければいけないので、宣伝も打たなければなりません。こうした種類の費用は、いくらでも出てきます。初期投資を抑えることができると、その分こうした費用に回すこともできるでしょう。広告費に回すことができれば、認知されるようになり、回収できるチャンスも広がります。初期投資に大きな費用をかけてしまうと、こうした部分にも回しにくくなるのは必然なのですから、投資額は抑えるに越したことはありません。
飲食店を成功させるためには、さまざまな要因があります。そのひとつとして、開店当初の経営負担を軽くすることができるのが居抜き物件なのですから、これをうまく活用していくことは、成功への第一歩となるでしょう。