賃貸店舗でチェーン展開する美容院は不況知らず｜居抜き物件 居抜きCafe

賃貸店舗でチェーン展開する美容院は不況知らず

男性客を主としている理髪店と並んで、通常は女性客用である美容院もまた、理髪店同様に非常に需要の多い店舗となっているわけですが、最近ではむしろ理髪店以上にその店舗数の多さが目立つものとなってきています。

このために、比較的小規模な町であっても、その町内に四、五軒の美容院があるといった場合も珍しくないようですが、これは同じくその軒数の多さの代表的なものとなっている歯科医院と肩を並べるほどになっています。

一つの町にそれだけ多くの店舗が出店していて、よく共食いにならないものだと思ってしまいますが、こうした美容院というものはみなガラス張りになっていて、外からでもよく店内が見渡せるようになっているわけなので、外から店内を除いて見たとろでは、どこもそれなりに繁盛しているようで、閑古鳥が鳴いているような店というものには、あまりお目にかかったことがありません。

この中には個人開業の店舗もあるのでしょうが、最近、特に目立っているのがチェーン展開していると思われる店舗です。

これは同じ名称の店舗がいろいろな場所にあって、よくそのチェーン店のチラシ広告などを配っていることからそうとわかるので、ちょうどスーパーやコンビニのような形で、各地にチェーン展開をしているものと思われますが、このような店舗である場合には、各地に自前の店舗を設けているものとは思われないので、そのほとんどが賃貸店舗を借りての営業、というようになっていると考えられるわけです。

そして、このようなチェーン展開をしている美容院の場合、そのほとんどが、一度に多くの利用客を迎い入れることのできるようなかなり大型の店舗を構えていることが多いので、そうした賃貸店舗を貸している側にとっても、大口のテナントということになっているわけです。

このために、そうした賃貸店舗で営業しているチェーン展開の美容院には、多数の美容師が働いていて、毎日、忙しく多くの女性利用客の相手を努めている様子が、ガラス張りの店舗の外からでもよく伺うことができます。

そうした大型の賃貸店舗であれば、その月々のテナント料も相当な額に昇るのでしょうが、多くの店舗が競合しながらも繁盛している様子から見て、十分にその賃料支払いに見合った収益を上げているもの、と思われます。

これは男性客主体の理髪店にも当てはまることなのでしょうが、女性客主体の美容院もまた、理髪店同様に景気の動向には余り影響を受けない店舗種であるために、不景気の世相であっても、相変わらず繁盛するものとなっているのでしょう。